中で澱む

はっきりと見えない
滲んでて あまり確証はないけど
けど 私は寂しくてしょうがないんだと思った

涙とか出ない
平面で 三十五度の湯に浸かってるみたいに温いけど
けど 私は泣きたくてしょうがないんだと思った

伝えたいことなんてない
私は 私の中で思ったり 寂しがったり 泣きたがったりしてるだけだもの

どうもしない
寂しくても 泣きたくても
滲んだ点が乾いて現れるまで ぬるま湯が熱くなるか冷めるかするまで
私はどうもしない
私は 私の中で思ったり 寂しがったり 泣きたがったりするだけ
伝えたいことなんてない
万が一あったとしても
私はきっと それを伝えようとなんてしない
私は 私の中で そう思った



〔2007,05,04/散文詩〕