声に出して言ってみれば それは 案外と安っぽいものに思えて 親指と人差し指で一捻りすれば「プチッ」と潰れてしまいそうな そんなチンケさ 口から体の外に出してみれば それは幽体離脱のように 不思議と客観的にみえて その自分の頭に寄生していた苦悩など 自分以外の全てと比較してみれば ほんの些細な事に思えた 殺虫剤? 近所のスーパーに並んでるよ ここら辺は珍種がよくでるんだけど 所詮は街に湧いた蟲だから 一つの殺虫剤で どいつも大概駆除できるんだ な、今まで悩んでたのが馬鹿みたいだろ? な、今まで怖がってた自分が情けないだろ? 情けなくて 捻り潰したくなるだろ? 「プチッ」とさ
〔2006,03,26/散文詩〕