僕を生きる

生き方に迷い 生き方を選ぶ
進んでるのかも定かじゃない足取りで また新しい分岐点に出くわす
心で決めたはずの道なのに 後悔の念が拭いきれなくて
前の分岐点でのそれを引き摺ったまま また新しい分岐点に出くわす
「どうせこの先の道を進んだって また僕は後悔するんだろ?」
同じ過ちは繰り返したくない
その思いが ついに 僕の足を止めた

道行く人の心が限りなく清く見えて
自分を信じたいのに 自分だけでも信じていたいのに
つい 訊いてみたくなって 名も知らない人を呼び止めた
「ねえ、僕は間違っていますか?」
ああ これがいけないんだ

僕は僕でしかなくて 僕は僕でしかなくて
僕をやめる事はできなくて 僕を諦める事はできなくて
僕を否定はできなくて 僕を認めるしかなくて
僕を好く事ができなくても 僕を嫌いになんてなれなくて
僕を信じるしかなくて 僕しか信じられなくて
僕で生きるしかなくて 僕を生きるしかなくて
他に道なんてない事を僕は知っていたはずなのに


進んでるかも定かじゃない足取りで また新しい分岐点に出くわす
道はいずれ 一つの場所に辿り着くだろう
「行き止まりだったら 引き返せばいいだけの話」
きっとそんな簡単じゃないだろうし きっとまた後悔する
わかっていても 僕はまだ進まなきゃいけないらしい

カミサマとやらは何で 人間に足を生やしたりしたのかな?
まあ足がなかったとしても 僕等は手を使って歩いていただろうけどね


生き方に迷い 生き方を選ぶ
その生き方を 僕は生きる 



〔2006,06,10/散文詩〕