いつまでも縛られたままでいたい それが本音と そんな弱い自分が 本性なのだと 知ってしまった 違う 知っていた 過去の自分が真実で 現在の自分は偽者なのだと ずっとそう 思い込ませて 逃避の道を歩ませ続けていた 一人では何もできないくせに 過信して この手の中のものが全て無くなったとしても また 何度でも歩みだせると そんな幻影を確証に 躊躇いなく荷を捨てた 重くて 邪魔で 無くたって生きていける 今でもわかる そんな単純な事 でもその重さが 自分を鍛えたはずなのに そんな事 わかんなかったんだよね あの頃は わかんなかった わかろうとしなかった ただ平坦で 何もない道を 苦もなく 楽もなく ただ真っ直ぐ 目的もなく進むほど 死に等しい事はない 生きるべきだと 今はわかる
〔2006,06,10/散文詩〕