朝が弱いワケ

声に出して言ってみれば
明日が来るのが怖くて
今日という日を無駄に過ごしてしまった自分が嫌で
できるだけ長く 昨日を引きずろうと
夜、眠れなくなった

眠る事は好き 布団の中は好き 夢を見るのは好き
でも、一瞬にして 光と闇は入れ代わる
その実感が嫌で
朝を迎えるのが嫌で
夜、眠れなくなった

見た夢を忘れるのが嫌で
現実へ引き戻されるのが嫌で
朝日を遮断するようにして
上がりかけた目蓋は 何度も下ろされる

また今日を終えてしまった
また昨日が後悔へ変わってしまった
また明日が迫って来てしまった

その実感が嫌で
朝日を遮断するようにして
布団を頭まで深く被り
私は再び 闇へ堕ちようとする



〔2006,03,26/散文詩〕